December 8, 2005

個人サイトの平均寿命とリンクに関して

[雑感]

このサイトのリンク集を作ろうと思ったのだけど、リンク先やらお気に入り登録先やらがことごとくなくなってるのね。
今も残ってたのは二件くらい。
リンク先ってのはお友達の個人サイト。
そんなわけで個人サイトの寿命についてとかそもそもリンクとはってのをつらつらと考えてみた。

絵とか音楽とかなにかコンテンツをおいてるならともかく、個人のサイトはいまやBlogとかmixi等SNSの日記でこと足りるわけで、「サイト」自体開設するのもどうだろうっていう時代だ。

BlogとかCMSで簡単に個人スペースをもてて文章なり画像なりを情報発信できますよってなると、いまさら個人の日記のような「サイト」をわざわざHTML勉強するなり製作ソフトを買ってまで作ろうという人がどれだけいるだろう。・・・・・・・という実は必然性がないから知識レベルが低下するっていう状況だったりもする。それがいいのか悪いのかはわからないけど。


それが現状。
んでBlogなりSNSなり他の誰かが用意したシステム(CMS)によって、個人が簡単に情報発信ができちゃうっていうこの時代の前はどうだったか?
とりあえずページを全部HTMLで作るのは面倒だからCGIつかうなりなんなり工夫をこらしつつも、CGI等の設置も含めゼロから自分で「サイト」を作り上げる他なかったわけです。
そんな今や主流から外れつつある「個人サイト」の寿命は何年くらいか?


うちは放置激しい「あまりがんばって更新しない」ことをモットーにしてる開き直りサイトとは言え、はじめてから既に四年がたつのね。
かなり長いほうだと思う。

統計とか一回誰かとってちゃんと研究したら面白いかもなぁとか思うのですが、感覚的にいうと個人サイトって大体3年か4年くらいでなくなってると思う。

理由はさまざまだけど時の経過とともにサイトを維持する意義とか個人の心境や環境みたいなのも変わっていくからなんだろうな。学生とかだと3年か4年で卒業。技術的スパンでいっても3年か4年たつうちに主流が入れ替わってる。

しかし「個人サイトがなくなる=ネット上に存在しなくなる」ではないところが妙なところで、名前を変えたり趣味を変えて他のサイト開設したりBlogやSNSに移行しつつ存在している。

個人の平均ネット暦に関してはながくなるけど、一個のサイトの平均寿命についてはこれからもっともっと短くなるであろうと予想される。

さてそこで問題だ。
「ていうかリンクページって何のために作ってたんだっけ?」
友達のサイトなりBlogなりなんなりを追っかけていくのは自然なことだとおもう。
だけども果たしてそれを労力つかって、自分以外の他人に紹介するのがメイン目的のリンク集というものにのっける必要が?

そのうち、たぶんもう4年とか3年をまたずにまたなくなってしまうだろうサイトなりBlogをリンクして、リンク切れてないかチェックして、新しいところ追加して、整理して・・・・・・・・・・うん要するにめんどい。けどそんな作業が果たしてここをおとづれてくれる人のためになるかどうかははなはだしく疑問。

自分のためだけのリンク集だったらブラウザのお気に入りでいいわけだし、ローカルじゃなくてネット経由でもそのお気に入り見たいって言うんだったらそういうサービスもいっぱいあるわけでそこに登録しとけば?と。だからって自分のお気に入り全部を人に公開できるもんでもないし、それをリンクページとして使うのもね。


リンクというのは、要するにここが終わりではなくどこかへつながっているという、網の目のようにつながっているというWEBがWEBたるゆえんにのっとると、「ここが終着地点だったらいけないんでないの?」という強迫観念みたいなものに「どっかにリンクしなきゃいけないんじゃないか?」と思わされている・・・・・様な気がする。そしてそもそもはどっかからリンクされてないとここにはたどり着かなかったわけで、一方的な道というのは不自然だとか失礼なんじゃないかという儀礼にのっとって「こっちからもいけるようにしとかなきゃな」とか大半の人は思ってしまうわけである。

しかしその実はどうだろう?
参考とか引用とか反応でなにかを述べたとき以外、リンク集にまで別になくったっていいんじゃない?
ここに着てる人はうっかりなんかの弾みできてしまったものすごいレアな人であって、別に不特定多数の人に珍重されるようなサイト目指してるわけでもないので逆にリンクを張ってほしいとかも思わないし。
っていう結論に達してしまった。

いや要するに面倒なうえ必要ないものを作る必要ないんじゃないかっていう。。。。
リンク集作るのやめました、という言い訳なのですけどねw